トラックの維持費についてお話します。
トラックと言っても軽から大型までサイズも様々でしょうが今回は中小事業者でもよく使用される1トントラックの維持費について説明します。
1トン程度の車両で2000㏄ クラスのエンジンを搭載しており、自動車税は39500円で1年に1度、ガソリン代は年間にして20000キロ走行した場合として、1リッターあたり8キロから9キロと想定すれば、年間およそ350000円ほどの負担となります。
自賠責保険料と重量税は車検ごとに支払い、1年あたりの負担は両方で31350円となります。加入状況にもよりますが、任意保険加入費が40000円から50000円でしょう。
駐車場を借りている場合、10000円としても120000円かかります。
ここまでが最低に見積もっても500000円ほどかかり、利用状況に応じて高速代金負担やガソリン使用料などが変わるため、500000万円から600000円かかることになるでしょう。
ここまでは購入費が含まれていない為、リースとして利用する方がよいケースもあります。
トラック整備士になるには、資格が必要です。それは、「1級大型自動車整備士」という国家資格です。
これを持っていれば、トラックだけでなくバスなども整備することができます。
ただし、この資格を取るためには、2級を取った後(2級シャシは除外)、整備工場などで3年以上の実務経験を積まなくてはなりません。2級を取るためには、3級を取ってから3年以上の実務経験が必要です。
そして3級を取るためには、1年以上の実務経験が必要です。
つまり、1級を取るためには、少なくとも7年の実務経験が必要だということです。ただし、1種養成施設修了者(大学などで1級課程を学んだ人)は、実務経験がなくても受験可能です。
試験は、学科と実技に分かれています。
学科では、「構造・機能」「点検・修理の方法」「整備用の機械についての知識」「材料や燃料についての知識」などが出題されます。
実技では、「基本工作」「整備用の工具の取り扱い」などの技術が審査されます。
2022/7/5 更新